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口腔ケア新聞

口腔ケア新聞6月号 定期歯科健診で歯の健康を守る

昭和62年、8020運動の発足時には、80歳20本の達成者はわずか7%でした。
その後、8020運動が国民に広く認知されて20本達成者が急増しました。
厚生労働省は、10年後の平成34年度には、8020達成者の目標を50%と
大幅に引き上げ、介護の予防に取り組もうと考えています。
しかし歯を失う大きな原因の一つである歯周病は自覚症状のない疾患です。
何もせず80歳で20本を残すのは容易ではなく、やはり定期歯科健診による
早期発見・早期治療がとても大切になります。

 

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口腔ケア新聞5月号 ブリッジについて
ブリッジとは欠損部分の両隣の歯を土台にして、橋渡しをするように
人工の歯を被せ欠損部分を補う治療方法です。

ブリッジのメリット
1、土台の歯に接着剤で固定するので、入れ歯のように動いたりせず
  自分の歯に近い感じで食事ができる。
2、天然歯(自分の歯)の60%位の咀嚼能力。(※入れ歯は30%)
3、土台の歯を削る→型をとる→装着、という工程だけなので、治療期間が最短で
  3回程度でと短くて済む。(※他の治療が絡む場合を除く)
4、保険適応の場合、自己負担金は安価である。

ブリッジのデメリット
1、土台となる歯を削ることと、力学的に負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる。
2、ブリッジと歯肉との間に食べものカスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。
3、保険適用とならないケースもある。(※ブリッジには保険上の細やかなルールがあり欠損の
  部位や本数、残ってる歯の部位や状況によって、保険適用となるかどうかが決まっている)

※ブリッジにも、メリットとデメリットがありますので、ご本人さま、介護者さまとも良くご理解の上、
治療方法を選んで下さい。訪問診療の場合では、全身状態やADL等も考慮して、ブリッジにするか
入れ歯にするかを検討します。例えば、認知症の方で、入れ歯だと飲み込んでしまう心配がある
場合ブリッジを選択したほうがいいでしょう。


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口腔ケア新聞4月号「介護者のための入れ歯の正しい扱い方」
○これが正しい扱い方法!
1.入れ歯は指や爪で装着、取り外しをして下さい。
 →入れ歯を噛んで装着すると、変形などの原因になります。
2.毎食後、入れ歯を清掃しましょう。
 →入れ歯は吸水性で、表面には微小な穴があり、汚れや臭いを吸着しやすい性質があります。
  毎食後、必ず取り外して、ブラシで水洗いして下さい。その際、研磨剤により傷がつくため、
  歯磨き粉は使わないでください。
3.寝る時以外は入れ歯を使用して下さい。
 →抜けた歯の周りの歯が移動して上下の噛み合わせが悪くなるのを防ぐことができます。
4.夜寝る時は、入れ歯を外しましょう。
 →入れ歯をずっと入れたままだと、床ずれの様になり痛みます。歯ぐきを休ませて下さい。小さな
  入れ歯は誤って飲み込んでしまうこともあります。
5.入れ歯は水に浸けて保管して下さい。
 →乾燥させると変形してしまいます。
6.落とさないよう注意して下さい。
 →破損する場合があります。

○これが正しいお手入れ方法!
1.入れ歯洗浄剤を使いましょう!
 →ブラッシングだけでは、細菌の汚れを落としきれません。微生物の塊であるデンチャープラーク
  が付着し、義歯性の口内炎、口腔カンジダ症、口臭の原因となります。毎日1回、入れ歯を取り
  外す夜間に、入れ歯洗浄剤を利用して雑菌洗浄して下さい。ヌメリもしっかり確実に取り除け
  ます。
2.定期的に検査を受けましょう。
 →入れ歯の歯の部分はプラスチックなので、すり減りますし、お口の中の状態も変化するので、
  歯科医院で半年に1回、定期的に検査を受けて下さい!!



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保険診療と自費診療で作る入れ歯の違い
○痛みの問題は材料で解決
入れ歯でよくある問題は、歯茎に当たって痛いというものです。保険の入れ歯は、レジンという
合成樹脂で作ります。小さな入れ歯ならあまり問題にならないのですが、左右の歯にわたる
大きな入れ歯では、噛んだ時に動いてたわむ事が主な原因です。そこで保険対象外となります
が、たわまない硬い材質の金属を使う事でこの痛みの問題が解決できます。

○快適さでも金属が優れている
金属は、舌で触れたときの違和感が少なく、レジンと比べて薄く加工しても強度が保てます。
薄いという事は、発音もしやすく、装着感が良く感じます。さらに金属は熱の伝導率が格段に
高いので、熱い食べ物は熱く、冷たい食べ物は冷たく感じられあまり味覚を損ないません。
つまり、保険の入れ歯と比較して快適なのです。その他にも自費の場合、人口歯の色・形が
豊富にあり患者様の表情に合った違和感のない入れ歯を作成できます。

○工程数(手間)の違い
自費の入れ歯では、装着感をより良いものにするため、カウンセリングに時間をかけ、型取り・
噛み合わせなどの工程も自費専用のものを用いて、2倍以上の手間をかけます。その結果
とても精度の高い入れ歯に仕上がります。

○保険の入れ歯のメリット          ○保険の入れ歯のデメリット
自己負担が少ない               強度出す為分厚くなり異物感を感じる
噛めるという点でもある程度満足できる   割れやすい
                                                      たわむので痛みが出やすい

○自費の入れ歯のメリット          ○自費の入れ歯のデメリット
装着感が良い                  保険診療より高額で全額自己負担
味覚を損なわない                治療回数が多くなる
割れにくく長持ち
人口歯の色や形が豊富

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入れ歯について
○生きるために欠かせない歯
野生動物では『歯を失うこと』=『生きていけない』ということを意味します。ヒトは失った歯の代わり
となる器具として早くから入れ歯を使っていて、4500年前の古代エジプト時代には既に存在してい
たことがわかっています。

○よくある入れ歯の問題
訪問診療では、その8割位が入れ歯に関する治療ですが、特に次のような入れ歯をよく見かけます。
①入れ歯がすり減っている
②金具がゆるんでいる
③カンジダ菌などが繁殖して汚れている

患者様にお聞きすると元気な時(10~20年前)に作ってから、その後一度も点検したことがない
との事。入れ歯を使い始めたら、身体の変化と共に入れ歯も合わなくなってきますから、その都度
調整を重ね、時には新しく作り替える必要があります。できれば半年に1回程度の頻度で、歯科
医師によるチェックを受ける事をおすすめします。

○新しく入れ歯を作れるの!?
訪問治療でも入れ歯を作る事ができます。もちろん保険適用です。患者様の身体状況やお口の
中の状態にもよりますが、製作開始から5回前後で完成となります。(1割負担の患者様が新しく
上と下の総入れ歯を作る場合の自己負担金は、15,000円位となります)
完成後、実際に使っていただきながら、当たって痛い所などの調整を3~4回行います。

個人トレー作成→型をとる→噛み合わせ→試着して形や色を確認→完成した入れ歯をセット
→調整

歯が抜けた部分をそのまま放置すると、残っている歯が傾くなどして治療が難しくなる事が
ありますので、早めに受診をして下さい。
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